アナログフィッシュ

ascent0272008-03-10

ヤフーニュースで目に飛び込んできたレピッシュ上田さんの訃報に、心がざわついて、半ば無意識にアナログフィッシュのサイトに飛んでいました。ドラム 斉藤州一郎 脱退のお知らせ。しばらく文字を消化するのに時間がかかって固まってしまった。
結果的に休養前の最後のライブになってしまった、1月の前進座公演での、ロビーに飾ってあった3人の書初め。他2人は目に焼き付けてきただけだったんだけども…「この可愛さは狙ってるよね!(笑)」と友達と笑いつつも、すごく州さんらしくて、これだけ撮って保存していました。ソングライターは2人だけども、アナログフィッシュを構成するには必要不可欠なドラム。この3人でしか出せない、音が楽しくて仕方がないって感情が爆発してるようなライブが大好きです。いまは悲しい、さみしくて仕方ないけれども、十分に休養して、元気になってくれるのを願うばかりです。あの笑顔で、アナログフィッシュでまたじょうずにたいこする姿が観られる日を待ってます。
感想をその時に書いていませんでしたが、1/27 吉祥寺前進座ライブ、凄く良かったです。普段のライブハウスでは、ステージが高くて奥のドラムセットがなかなか見えなかったりするけども、劇場だけあって、ステージの端から端まで、奥まで観やすいし座っても抜群に音も良い!もちろん州さんのドラムを叩く姿がはっきりと見える。そうなると、演奏中は自然と視線が彼に向かってしまうんだよなあ。ホントウに音楽が楽しいんだ、って全身で表現している音と笑顔ドラムを観ているとこちらも楽しくなってきてしまいます。ワイヤレスベースで、鎖から解き放たれた犬みたいにぶりぶり花道を駆け回って、ぎょろんぎょろん目玉むいていい声で歌う健太郎さんももちろん。のどかないなかのしずかなもぐら、シティ、シムシティ。田舎の少年は都会を夢見て、街に出て、街を創る…目の前に広がるような下岡さんの曲たち。「Hello」の前奏で、ハンドマイク姿で、片耳を塞ぐポーズ。「ハローハローハロー、アナログフィッシュです。こちらトウキョウ、前進座アナログフィッシュです。聞こえてますか?」うたって名前のトランシーバーでどこかの世界と交信する下岡さんの姿も、はじめて見る光景でとても印象的だった。「さよらな90's」の、州さんの高らかな「かっとばせー!」の声が響いて、いつもより白く光って見える照明と、感情のこもった力強い演奏。3人とも普段以上の楽しさとパワーを感じるライブ。アンコールの「夕暮れ」がまた良かったなあ。客席に盛大な拍手に包まれて、笑顔で花道からありがとう、と去っていくメンバー。サポートキーボードとして出演した木村さんに、とてもとても嬉しそうにぴょーん!と飛びついて、でもホットパンツがポロリしそうではらはらした(笑)州ちゃんの姿が思い出されます。うん、またこんな3人のアナログフィッシュのライブが観たいなあ。