革命的なヴィジョンを世界に提示するツアー@日比谷野外音楽堂

ascent0272007-04-08

下に写真をアップしたらば、本当にこんなタイガーさんたちが出てきてしまいました。
とりあえず、勢いだけでメモします。色々、凄い事が起こっていましたよ。改めて感想書きます。
TIGER」でサイレン鳴り響き、赤い照明の中出てくるメンバー、そこでまず、わけの分からない柄のガウンだかロングコートだかを颯爽と着て出てきた百々さん(パーミー)に笑いが止まらない。3曲目あたりで「暑い…」と脱ぎ白シャツ黒ジャケットになり、近くのお客さんから「じゃあ何で着てんの」というツッコミが聞こえさらに笑ってしまう。「オバケ」では、ピアニカを持った勇さんが、のっそりと武井さんの横に立ち、タケイマイクでコーラス。ピアニカのパートまで手持ち無沙汰な勇さんを見てか、武井さんは自分が振っていたマラカス2本のうちの1本を手渡し、淡々とふたりで振っているその姿がシュール過ぎて爆笑。You are〜で、武井さんが「ア〜ユ〜ロックンローォル?」と叫んだのが、某グレチャっぽくてフフフと笑う。ここまで、愉快は愉快だけれども、あれ、こんな楽しみ方で良かったんだっけかなと、ふと冷静になってしまう。
その感情が覆されたのは「Have you ever seen the stars?」から。ここからの勢いは、本当に凄まじかった。個人的に、今日一番のステージは「HigH」これについては、また追記。その後のGREEN&GOLDなんて、言うまでもなく。そして野外で聴くhang songが、どれだけ最高かどんだけ踊ったことか首振ったことでしょうか。武井さんも華麗にムーンウォーク、百々さんも、ステージ中央までやってきてキレッキレに狂ったギターソロ。ダムダム〜・冷たいコード・ばちかぶれ・凡人のロックンロール。Wアンコールに、echo。

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「We are Lucky Friends」 2番あたりのタイミングで、ステージ前方にこの写真のキャラクターのような着ぐるみ集団、総勢約10名ぞろぞろとあらわる。ウサギ・ペンギン・リス・クマ・タイガー。メンバーが全く見えなくなって、視界には陽気に踊る動物たち、これ、何のショー?そんな彼らが手にしていた謎の棒から「ワン・ツー・スリー・フォー!」で、高く放たれたのは、銀テープ。ギンテープ…これ、誰のライブ?なんじゃこのライブ?!と、思考が追いつかないままひたすら踊る。
でも、それが楽しくて楽しくて、しかもこの曲だけ強い雨が振ってきて、それでもみんな笑顔で思い思いに体を揺らしていて、最後に着ぐるみアニマル達の真ん中にぬっ、と現れてギターを弾くモモカズヒロの姿は、さながら、うたのお兄さんで…もうどうにも訳が分からないけどおっかしくておかしくてこんなモーサムなんてオカシくて楽しくて仕方がなかったんだ!
これをもし、いつものAXワンマンなんかでやられたら、これからの彼らと彼らへのついていき方を真剣に考えるところでした(笑)というよりも、これはここでしか出来なかったことか。そうだ、今回色々な曲を聴いて思ったのは、野音の空間の特別さというところだ。天候だとか、音の広がりだとか、ステージの広さ、色々な条件が混ざり合って生まれるものを野音マジックと呼ぼうか。なんだこの、ダサダサな名前。

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今回のアルバムはとても好きで、何度も聴いてしまう。でも、ライブで、これこそがモーサムトーンベンダー なんてわたしが思えるような演奏・音・ステージングは、明らかに過去の曲なんだと実感してしまった。何だか、上手く言えないけれど(これについても、詳しく書きたい)。