1/17 ウミネコキカク VOL.2@下北沢CLUB QUE

ウミネコサンライズ企画のイベントを、下北沢クラブキューで観てきました。ゲストはPOMERANIANS(とてつもなく観たかったけれど、間に合わなかった。無念。)COIL(メロディとベース音にずがーんと惚れました。音源聴こうー) ウミネコ、2回目だけれども、完全メンバーで観るのは初めて。 はじめて見たときとも、音源とも曲のアレンジが全然違っていて、バンドで鳴る音に、いちいち感動してしまいました。こんな良いバンドのライブを聴ける嬉しさ。この曲たちひとつひとつの良さったら、その世界観たら…素晴らしいです。回らない夜の脳には、ずうっとこういう音楽を聴かせたい。
古里おさむさんって、すごいな。今更だけども、出会えてよかった。ピッチ狂いのほぼない・声の伸びも安定していて、さらに 透明感のある声 と言いましょうか。浮遊サウンドの空間を、さらに遠くへ広げるボーカル。作る曲にあまりにもぴったりで、声と演奏が混ざった途端に、涙が出てくるような唄をウタウのさ。 それから、ウッドベーステレキャスター。 音のスキマを埋める・彩る・遊びを加える役。役だあれは。 プラス、ステージ後ろに、スクリーン。「影絵」の空間があるんです。 カラスを飛ばしたり、ロケット型の紙を持って、ステージ上下左右ゆらゆらと飛びながら「これから宇宙旅行に旅立ちます」「下北沢が夕暮れに」「キャンプファイヤーをしよう」…そっか ちょっとハタから観たらイッちゃってる(笑)んだけども、自分が入り込んでいるから、余計にこんなに世界観を作れるのだなと、思う。
そして ドラムがですね、我らが佐藤"コテイスイ"康一さんなんですけれども。髭好きの人に コテイスイさんの ウミネコでのドラムを1度観てほしいです。絶対 "髭でサポートしているコテイスイ"だけ観ていたら気がつかなかった。全く違うの。こんなにいいドラマーだとは…いや、正確には「良い」じゃないな。面白い 表現力のある 上手い …一概に言えない。"この人にしか叩けないドラムを叩く" んです。そうだ、本人そのままのような(笑)
もンのすごい 毎曲 変則的なオカズ入れてくるというか、ドラムに詳しくないので 上手くいえないのですが ドッタ ドドドドッ  タ  はい いま精一杯の表現をしました。 髭好きにしか分からない言葉で例えますが、斉藤UKのギターを見ている・聴いている感覚とも似ている。叩き方や印象 は ドラマーで一番近いところで上げると、アナログ斉藤州一郎に近い気がする。本当に 体全体で ハネるドラム。(これが自分の究極に好みでもあるからなのですが!)いちいちの動作がデカイ。そして、自分の表情のぐにゃぐにゃ変顔とともに 強弱を表現するのが、むっちゃくちゃ上手いです。そしてこのバンドだからこのドラムが生きるんだなー、とも思いました。髭で何故フィリポなのか改めて実感しました。どんだけカオスなバンドと化すことか考えるのも恐ろしい!
しかし言動や行動は相変わらずで、おさむさんのギターを抱えようとしたり、曲最後のドラム合わせのところで「〜は3曲目!」とか意味不明なことを叫んだり、「最年長ですから。20歳。」「おじさん頑張るよー」とかつぶやいたり、(髭におけるコテイスイのような音ポジションをしている)ユタカさんのニット帽を外したりちょっかいだしたりと、おかしなことばかりしていますよ。
髭好きでウミネコ好きなひとはどの位いるんだろう。色んな人に聴いてほしいし、観てほしいです。よかったら聴いてみてください。 公式でフルサイズ試聴出来るという太っ腹っぷり!(http://www.uminecosunrize.com/uminecosunrize/music.html)そして、ライブはこれより何倍ものイメージ。次のウミネコ企画は、2/22で同じくQue。楽しみだなー。