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死神の精度

死神の精度

連日アマゾンヌはまぞうんヌフル活動。BOOKカテゴリも作っちゃいましたよ。
相も変わらず、ミステリ。そしてハマってますーな伊坂作品。2日間の登校中の電車内で読みきってしまったよ!薄いっていうのもあるけど。ページをめくる手が止まらない、って、まさにそれか。伊坂作品は一応、どれも舞台は現代ミステリのはずなんだけれども、いつも人間離れしたキャラクターが沢山出てくるんです。もし、他の作家だったら「あっありえねー」でパタンと閉じてしまうところも、この人が描くキャラクターは、何故か皆、ホンットに魅力的。そして、作者がこっそり伝えたい事…えがかれている信頼関係だとか、人間模様だとか、それを表す言い回しや台詞ひとつとっても、とても惹かれます。伏線がゆるゆると表れていく、どきどき感も忘れずに。それでどの作品でも、後読感のすがすがしさったら!わたしはその余韻にいつもジダバタと悶えます。ミステリの緊迫感と、どこかじーんとさせてくれる感情がうまいこと共存している。そこが、伊坂作品が好きな理由です。今回も、もちろん。
ちなみに、そんな今回の主役は、人間離れというか…ついに人間じゃないよ。音楽好きの死神。あ、ちょっと音楽ってとこに親近感沸くでしょう。そんなことないか。この死神さんもまた面白いんだなあ〜ひとくせふたくせありまくり。内容も、短編なのかな、って思わせておいて、最後まで読んでうわあああー!て叫びたくなるような…あ、わたしだけかそんな感動の仕方。とにかく、やられたーって思います。
それから、いくつも伊坂作品を読んでいると面白いのは、ひとつの作品に、昔の作品のキャラが誰かしらこっそり登場するところです。あっ、って気付いて、その登場していた原作を読み返して、あぁこのキャラだ!って確認するのが楽しい〜。今回も、とあるキャラがこそりと登場するのですが、そのキャラがどういう人物だったかな?って、昔の作品を確認の為に開いてニヤリ。…だったのに、いつのまにか全部読み返していて、一度目ではあれ、こんなところあったっけ、とか、あれこんな事言いたかったんだーってのがみえてきて…気付いたらぽろっと…あ、アタイ、家族だとかそういう信頼関係に弱いんだっつー!!(お黙りなさいー!!)ちなみに重力ピエロ、って作品です。昔一度完読した作品も、読み返そう。ミステリって、良いんだよー!って言っても読んでもらう前に、オチも言えないし、誰にも伝えらない歯がゆさ!こんな伊坂作品にちょっと尋常じゃない位、惚れ込んでいますので、身内の方々はいつでも貸しますのでご自由にお申し付け下さいませ(笑)
余談ですけれども、本が好き、というか、人の書いた文章を読むのが心底、好きです。音楽と同じくらいに、文章を読むのが好きで、音楽と同じように、いちいち色々な事を思ったり感じながら読んでしまいます。雑誌でもそうだし、それはネット上の、いちダイアリーだったり、感想だったり小説だったりしても、画面の前で感動したり「すげえ」「…いいなあ」「うわっ上手い」「ギョホー!」とかぶつぶつ言うくらいに。実にきもちわるく好んでおります。尊敬していたりすきすぎるサイトさんなんて沢山あります。ネットって素晴らしい。友達でもたくさんいますよ。ていうかみんなすげえよ!ラヴ!ラヴアンドピース!愛と!言う!憎悪!イェ゛ー!(チバボイスで) そんな告白タイム 終わります。