SUMMER SONIC 08 HiGE

仮・メモ

ハートのキング
ロックンロールと五人の囚人
ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
ドーナツに死す
黒にそめろ
夢でサヨナラ
溺れる猿が藁をもつかむ
ダーティーな世界
白い薔薇が白い薔薇であるように


いきなり、ハートのキング!それだけで嬉しい。
2曲目、囚人のイントロがすこし違った。フィリポのカウントが長い。
何の曲がはじまるのか一寸だけ期待してしまった。あのリフがはっきりと聞こえてくると
ハートのキングで聴き入っていた客席は待ってましたとばかりにぎゅっとつまる。
合唱、手拍子、oioi、軽くおこるダイブ そういえばこれが フェスの髭ちゃん(の、お客さん)だった。
ハリキリ坊やでフフッフー 血管切れそうな斉藤さんのコーラスフフッフー。
「なんてったってクレイジーなホース!!」……最近、早口で言い放つよこの部分。


ストーさん、踊りのバリエーションが増えた気がする。見たことのないステップを踏んでいた
るんたるんたクネクネひゃっほー
Electric完全再現ライブ以降 新しい自由をみつけたような それと楽しいイタズラをみつけたような
子供のような表情で 水を口に含んで、ぷしゅう と高く吹く 2回。
照明に当たって光るさまをみて やってやった! って表情で とても嬉しそう。

ドーナツに死す が入った。毒があって好きな曲 嬉しい。
黒にそめろ RIJFの時とまではいかないけれども 最後 シャウト シャウト シャウト。
夢でサヨナラ 斜め上を向いて目を瞑り、うっすらゆるい笑いを生み出しながらギターを弾く斉藤さん。
今日の斉藤さんはなんだかえらくぼんやりしているような ゆるーいカンジです。
しかしこの新曲は全員、演奏が暇そうです。フィリポ、片手でマラカス片手でスネアで器用。


溺れる猿 宮川さんがフィリポと合わせてふたりがぱあっと笑顔になった瞬間とか
コテイスイが曲始まる前から勢いよく飛び跳ねている姿とかステージ横登ろうとして諦めている姿とか
コマネチで宮川さんを笑わせにかかっているところとか、そういうところに笑顔をもらう。

「既に行き詰ったオレタチ!」
またこの言葉をひとつ。今日は「そんなの関係ねー」とは言わず、ダーティーな世界へ。


白い薔薇が白い薔薇であるように。RIJFで見せたセッションバージョン、シラフ抜き。
またこの曲が、化けている。何年経っても何度聞いても同じ日がない
ギターをローディさんに預けたまま両手の人差し指を頭の上で上げ下げして、ストーステップを踏む
「愛の重み無意味は意味 どうせいずれ死ぬ」語りのように 問いかけるように 喋る。
コテイスイが聞き取れない言葉をメガホンから叫び散らし、耳打ちしたり、顔を見合わせる5人。
ループするベース ノイズのようにかきならすギター
首謀者須藤と、アイコンタクトを取りリズムを支えるドラム
怒涛の様に展開される演奏 赤い照明 雪崩れ込む音と気迫 に、泣きそうになる。

宮川さんの、静かな熱気 いつもと違う表情と豪快なステップ。
ドラム台に乗ったり、降りたり、前方にいったり
怖いとすら感じる "入っちゃってる" モードに目が離せない。

須藤さん、ギタースタンドを手にして「ステージを耕しますよ!」
他のやつらは、耕してないなんておかしいよ、と。
手で汗を拭って、ギタースタンドを振りかざしせっせと農作業です。農作業?農?
「耕しておいたよ!」と、誇らしげな表情。役目を終えたギタースタンドはステージから下へ ポーイ。
セキュリティのお兄さんの目の前へ落ちる。呆れ顔。(
この後のピロウズは耕されたステージに立てて、良かったなと思う・笑(そのステージで「髭ちゃん観た!」と言っていた髭ファンのさわおさんは、きっとこの様子に笑っていたことだろうなあ)

白薔薇最後に、ギターを抱えながらモニターアンプにぴょーんと飛び乗る須藤さん
隣の、隣の 降りて、もう一度飛び跳ねる ふらふらとぐらぐらと不安定ではらはら。


コテ氏、斉藤氏、宮川氏が何も言わずにすたすたと帰っていく様子
最後の曲でやりきった、全て出し切ったんだ と
でもフィリポが最後に手を振るいつもの姿にも安心する。
白薔薇にほとんど集約されてしまうけれども よかったなあ いいライブでした。