下北沢SHELTER

昨日は特別、今日はいつもで、とても楽しかったです。
開演は19時。到着したのは19時半。暗闇の中、シェルターのドアを空けるのはとても緊張するね。これでも昔はドアーズって呼ばれてたんだ。すいませんパクりました。息切れしながら着いた途端生ビール飲んで、すぐに楽しい気分に切り替わる。この疲れたところに流し込むビールと爆音の音楽っていうのは、何故こんなにもテンサヨンが上がるのでしょうか!とは何度も言っている気がします。ちょっと今日は、友達と別れてひとり電車に乗っている間も脳内ミュージック再生が止まらないくらい、音楽×アルコールの素晴らしい脳内化学反応が起こっていて、一番後ろで音もいい感じにぐへーと踊れて、とてつもなく楽しかったのです。車内で通報されなくてよかった。
今日参加して、余計に昨日は、メンバーも客のテンションも、特別なきもちに包まれていたんだなあと思う。それぞれに、その空間でしか成り得ない髭のライブがある。その中でも別物の場所。今日は良くも悪くも全然違って、いつもの、最近の、手放しに楽しく踊っちゃう、髭ちゃんでした。
ドリンク待っている間、あらサイトウゆうきUKがいないと思ったら、椅子に座って担当キーボードでした。陽気な音に誘われて満員のシェルター、僕らのさいごだよ。 ハッピー!次にポワーンとしたキーボード音 "C'mon, do it" ああ、嬉しい!アルバム「I Love Rock n' Roll」のなかで、わたしが1.2を争うほど好きな曲。悶絶する位に響くブーストされたベースとふよふよ浮かぶようなキーボードとギターのアルペジオそこに電子音電子音。絶対α派出てるに違いないよ。ずっとこの曲だけ一日聴いていても良いとさえ思う。ライブでもとても心地良いのに、I Love Rock n' Rollツアーの初日、ちょうど去年のこのくらいでここシェルターでしか演奏されてないはずなんだ。もったいない!とても良かったよ。須藤さん「今日が3日間の中で1番嫌な日なんだ」「朝から憂鬱で仕方がなかったよ」なんて、言っていた気がする。確か昨日は、ずっとワクワクしていたんだなんてニコニコと発言していたな。ひどいや(笑)ここでしか聴けない曲をやるよ、と、君のあふれる音。いつ聴いてもじーんと響く。
「次は新曲をやるよ」というMCで客席から歓喜の声。あれ、今日演奏するのはおかしい…と思った途端、宮っTeaの顔が途端にまんま(゚д゚)の表情になっていた(笑)気がついたフロア、全員爆笑。須藤さん気付いて振り返り「…素直でいいと思うよ」 発言した方としては、もってかれて最高に嫌なボケの殺され方だよねわはは!これをはじめ、今日は宮っtea先生がやばいくらい面白かったです。距離が近いからか、須藤さんのMCをずーっと目真ん丸くして見ていたり(果たしてそんなに驚く事なのか)ママ'sやギルティーでは。低いステージでしか出来ない、天井にベースのヘッドをくっつけ自分の頭、もとい帽子を埋める、っていうお得意の光景久しぶりが観られたよ。昨日は一切そんな事なかったのに、メンバーの緊張の抜け切った感じがもろに出ているのが、こういうところで分かっちゃうってわけですね(笑)ちなみに偽りの曲は、「王様はロバのいうとおり」。今日はドラム二人は全く観えなかったのだけれども、この曲の間奏、タカタカタカ! と カーン!っていう二人の掛け合いがだいすきで、顔見合わせて楽しそうに叩いているのが目に見えるようでした。そしていつの時代も代表曲、ベートーヴェン。この曲を導入するだけでいつも一気に盛り上がるなあって思います。この辺だったかな、何か須藤さんが「ロックズィー!」?とかそんな感じの謎の言葉を叫び「…あ、ロックなのはもうちょっと先だったみたいだよ」いつも勢いで言うMC!
そして、昨日も演奏された白薔薇は、ちゃんとver.が違う、イントロロング版でウヒョーと笑いがこぼれてしまう。カッコイイ。ボーカルっぽい人は、タオルを顔が隠れるほどに巻いてこもった声で唄い、またスピーカーによじ登ってギターを置き、何をするかと思えば物販席の方へ。紫色のニューTシャツを手に取り、ブルーの眩しいニットカーディガンの上からおもむろに着始める。今日は寒いので4枚重ね着なんてどうでしょうか。ポージング。拍手喝采。何だこの新しい物販宣伝方法。Tシャツは終演後ばか売れしたとかしないとか。物販見てない。余談ですが、あのTシャツのキャラが可愛いのだけれどもどうしてもこれを思い出してしまうよ。髭も出ていた2年前のフジロックで売られていた記憶。さてはて、着ていた彼はアッピールした後客席に飛び込み、ダイブしてステージに返ってゆきましたよ。実に楽しげだ。
今日一番もっていかれた曲は、1mg。むちゃくちゃによかったです。この曲はライブで聴くたびに、違う音遊びをしているので、毎回毎回やられてしまいます。須藤さんがニヤリといたずら笑顔で、ドラムスティックを両手に、指揮棒のように楽しそうに操る。それぞれの音が浮遊しながら始まり、段々と粒が固まって轟音になってゆく。最後に放つ無限の音に、立ち尽してしまう。特に今日はじめて聴いたアレンジのドラムと、ギターの絡みが素晴らしかったんだ。
曲が終わった後には ストー「僕の頭はホントウに1mgなんだ。首をちょん切ってもらえれば(もっと優しい言い回しでした)わかるんだよ」コテイスイ「僕のおむつも軽いですよ。10cm。そこのLAWSONで売ってますから"コテと10cmのおむつ"」 というやりとりに爆笑でした。須藤のカッコイイMCを途端に笑いに変えてしまうコテイスイは素晴らしい存在である。MCもサポート。

ギルティー!と叫び散らして思い切り飛んで、終了時計の針は20:15。その中でわたしが聴けた時間は40分弱。トータルでも、1時間15分。ああワンマンなのに、短いね。最後にAcousticが聴けるかな、と思ったけれど今日もアンコールはないようでした。そこはやはり"pre-TOUR"だからでしょうか。 「連中は遠慮しな」が聴きたい!なんて言っている余裕もないほどで。でも後から聴いたはなしによると、1曲目に、なんと vsハワイアン を演奏したそうではないですか!!もう、発狂ですよ。ひどいや宮っtea先生。どうして聞かせてくれないのさ。笛を。きっと最初で最後なんだろうな、しかも1曲目はないよな…このインパクト勝負は無題さえもかすむよ(笑)

僕らのさいご/"C'mon, do it"/君のあふれる音/王様はロバの言うとおり/アメニウタエバ/髭は赤、ベートーヴェンは黒/白い薔薇が白い薔薇であるように/ママ's 理論/ギルティーは罪な奴

今日はMCうろ覚えの量がかなりいるので、また追記しますよ。沢山食べて眠りなよ。すぐ、明日がくる。ニューアルバムをまだ消化しきれていないけれど、3days最後も遅刻しつつ必死に駆けて楽しんできます。